2012年1月31日火曜日

識別番号に係る届出 (代理人編)

識別番号に係る○○変更届(住所、氏名、名称、印鑑、組織等)。

代理人が出願人の識別番号に係る各種変更届を提出する場合、

手続き(識別番号に係る手続き)に対しての特別授権を証明する必要があります。

もちろん、本手続用の委任状を添付して提出手続きしてもよいのですが、

委任状には、出願人からの押印が必要になり、手配に手間がかかります。

そこでもっと簡単に。

かかる変更届の記載において、最後に「その他」の欄を設けて、

特願0000-000000の出願代理人」とすればOKです。

委任状もいらないので、これならスムーズですよね。

中村

欧州特許庁料金値上げ

2012年4月1日付で欧州特許庁(EPO)の料金がupします。
例えば、年金であれば3ヶ月前から納付可能です。
2012年4月~6月に納付期限の到来する年金についても、3月中であれば現在の料金で支払い可能です。

2012年1月27日金曜日

閲覧請求

出願手続き等の包袋を見たい場合、

ご存じのとおり、出願ソフトを通じて、オンラインで閲覧請求すると思いますが、

たとえば国内優先の場合、

先の出願 と 後の出願は 別々の閲覧請求となります。

2度、閲覧請求する必要があるのですね~。


昔の、紙書面の包袋の場合は後の出願に先の出願が含まれていたそうですが・・・。なんだか残念です。


ちなみに

先の出願の包袋は、後の出願が公開されて先の出願がみなし取り下げとなった時点で、

先の出願も包袋が見られるようになります。


なお、査定系審判事件を含んでいる案件は、

審判番号で閲覧請求しても、出願番号で閲覧請求しても、

全ての内容(出願から審判事件を含んだもの)が確認できます。

係属してる事件で分けられてはいません。

中村




オンライン用イメージ その2

先回、国内出願のJPGイメージのフォーマットについて挙げました。

PCT出願のJPGについては、国内出願と扱いが異なるので少しお話しします。

さて、PCT出願は、国内のJPGイメージをそのまま利用すると・・・・・・!

文書チェックにおいて警告が出ます。

これは、国際公開時にイメージがJPEGのグレースケールからTIFFの2値へ変換され、

イメージが不鮮明になることに対する警告だそうです。

不鮮明なイメージで提出したくないので、

ここはPhotoshopでディザ処理し、対応します。



まず、Photoshopでディザ処理したいイメージを開きます。

イメージ>モード>モノクロ2諧調>で誤差拡散法(ディザ)を指定して、




















名前を付けて、GIF形式で保存します。


ご参考までに

   グレースケール(左) とディザ処理(右)












これを特許庁に提出です。



ちなみにモノクロ2値はこれです。

   グレースケール(左) とモノクロ2値(右)













~特許庁マニュアルより~
明細書・請求の範囲・要約書・図面の写真などのイメージは、
BMPまたはGIF形式のモノクロ2値で作成した上で、確認することをお勧めします
(モノクロ2値でもディザをかけることで、擬似階調表現が行えます)。

中村


2012年1月24日火曜日

オンライン出願用イメージ

日本国内のオンライン出願の図面等のイメージには、
AdobeのIllustratorとPhotoshopを使用して準備してます。

通常のイメージはGIF(モノクロ2値)で、写真はJPG(グレースケール)で行っています。

さて、写真等のJPGイメージについてですが、
文書チェックで次のエラーがでました。

「JPEGが扱えないフォーマットです」

どうして??今まで問題なかったのに??

調べたところ、JPGのヘッダ情報には次のフォーマットがありました。

◆JFIF ジェイフィフ
JPG画像に画像情報等を格納する為の標準フォーマット。
いわゆる業界標準
http://ja.wikipedia.org/wiki/JPEG

◆EXIF エグジフ
JFIFを拡張したフォーマットでデジカメなどで多く使われている。
撮影時の情報を格納出来るフォーマット
情報は撮影時に自動的に描き込まれるらしい。
元々は富士写真フイルムが提唱したもので基本的にはJFIF(.JPG)フォーマットに準拠し、さらにカメラの機種名・撮影年月日・露出情報などの付加情報の格納法が規定されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Exchangeable_image_file_format


どうやら今までのJPGは、標準のJFIFでの書き出しだったが、
Photoshop CS5 ではEXIFで書き出されてしまうようです。(Adobeも公認)

JFIFにするにはPhotoshop CS4以前で書き出すしかないのです。ちっ。


出願ソフトは、JPG画像に含まれるJFIFの情報を
プログラムで引っ張って管理していたみたいです。

JFIFの情報が無くなってしまうと、情報を引っ張れなくなって
システムが正常に動かなかったと見受けられました。

中村

2012年1月23日月曜日

個人弁理士の電子証明書の取得

電子証明書の取得

弊所の弁理士は、セコムトラストシステムズで電子証明書を「個人」扱いで取得し、

これを出願用に使用しています。

個人事業主ではなく、個人として取得するほうが、

必要な証明書の種類が少ない、手間が一度で済むので、お勧めです。

必要なのは以下の3点。

 ・住民票の写し
 ・印鑑登録証明書
 ・振込控え若しくは振込控えのコピー


弁理士会の証明はいりません。

中村

2012年1月20日金曜日

国内優先出願においての包括委任状番号の表示

代理権

国内優先出願において41条の特別授権の証明をどのようにされてますか?

弊所では、後の出願において包括委任状番号(41条内容を含む)を願書に記載して対応しています。

ところで、

【代理人】と【選任した代理人】と複数代理人を表示した場合、

【代理人】(実際のオンライン手続者)のみの包括委任状番号の表示があれば問題ないです。

【選任した代理人】の包括番号は特に確認しない。と特許庁より。

中村

2012年1月18日水曜日

電子証明書の失効後の猶予期間

電子証明書(証明書ストア)は有効期限が切れると出願ソフトで使用(出願)できない??

失効してもたしか1月の猶予があったような・・・。

確認したところ、特許庁の回答では猶予はないとのこと。

ほんと?

中村


2012年1月16日月曜日

国内書面

PCT国際段階から日本へ国内移行する場合は期限は優先日から30月です。

この30月の期限を徒過すると救済措置処置はないと思ってました。



ところが、

期限を徒過しても(うっかり忘れても) 指定官庁から補正指令書が発送されるのです。

この補正指令に応答するかたちで国内書面を提出すればよいのです。


あーよかった!



でも日本を自己指定してないと指令は来ませんので。
 





2012年1月9日月曜日